書店ガール 2 最強のふたり 碧野圭
一旦刺激を覚えると、それ以上の刺激を求めてしまうもの。そして、それまでの刺激では満足できなくなってしまう。別にいやらしい意味ではない。
良い意味でそれは、ある一定の刺激に対し免疫ができ、かけられたストレスに対し耐えることのできる幅が増えるというもの。
ダメ会社員が上司に怒られることに慣れてくると言うと、ダメな例ではありますがやはり人間は刺激に慣れてくる生き物であるらしい。
では、その欲求をどの様に実現して行くかということですが、辛いものに更に唐辛子を加えるか、若しくは全く別の辛さのものを用意するかであります。
食べ物例であれば簡単そうではありますが、読み物特にシリーズモノとなりますと、登場人物も一緒でありますし、何よりも書き手が一緒な訳ですから非常にハードルが上がるのではないでしょうか。
本書がその欲求を見事に叶えてくれている!?かは、読んでみてください。
そういう、シリーズモノで刺激欲求を満たしてくれたもので、子供の頃読んでた、宗田理の『ぼくらの…』シリーズは印象に残ってます。
しかしそれは、子供だったからかもしれませんが。
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