通天閣 西加奈子
この本を見たときふと思い出したのが、リリーフランキー著「東京タワー」であります。
5年以上前であろうか・・・
新潟県上越市に出張し夜中にファミレスで読み涙したことを思い出した。
家族を題材にした心温まる物語である。その後私はリリーフランキーにハマり取り敢えず出版している本は全て読んだ。
その結果気づいたことは「東京タワー」という作品だけが浮いており、エッセイやコラムなど読みますと、とても下世話な内容であることを。
そして、その結果影響を受けた小生は顔を歪めエロい事を言いながら「ゲヘッ、ゲヘッ」と紳士な笑い方や話し方を手に入れることでできたのであります。
とまぁそれは東のタワーのお話し。
さて、西の誇るタワー「通天閣」をタイトルにした本書ですが、奇しくも家族をテーマにした物語であります。
いかにも関西のガヤガヤした感じと、ボケ・ツッコミのリズム感など関西人である小生などは非常に入っていきやすい。
実際たまにジョギングで通天閣の下まで走ることがあるのだが、この物語のような風景が目に入ってきてもおかしくない気がする。
初の西加奈子作品であったが、ほかの作品も読んでみることにする。
そして、リリーフランキー先生より受けた悪影響を少しでも浄化できれば良いのだが・・・ゲへッ、ゲヘッ!
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