風の男 白洲次郎 青柳恵介
最近は何某という、優しい文章の小説ばかり読んでいた為久しぶりに脳みそが活性化される思いでありました。
文章が難しいというのではなく、あぁ学んでいるなと実感させられる内容であり、現実とはかけ離れた小説を読んでいる脳みそとは別のものを使った気持でした。
さて、白洲次郎という人物は敗戦国の立場でありながら毅然とした態度で望んだ訳でありますが、その姿勢は是非見習わねばなりません。
まさにこの本を読んでいる際にも、内容が難しいが故に集中力も散漫となり、電車内で電話している人間の会話が余計に耳についたりしましたが、中には電車内で電話をするという輩も現れ、そのマナーを指摘すべき立ち上がるものの白洲次郎のごとくその行為には至らず、デブのサラリーマンを注意した挙句に刺されでもすれば、悔やみきれぬと思いこぶしを握り締めたままそのまま元の席に座るのがオチであります。
私のくさった正義漢は別にして、いずれにしても毅然とした行動とは非常に難しいものであります。
ところで、この文章も電車内で書いてはおりますが、優先座席付近ではない事をお断りしておきます。
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