開業するという決断力に頭が下がります。 / 女子の古本屋 岡崎武志

開業するという決断力に頭が下がります。

女子の古本屋 岡崎武志

今までに何度やろうと思った事か。そして実際ネットで古本屋をやっていた時もありました(結構儲かった…)。しかし、やるならやっぱり店を持ちたくなります。

父も愛読家でありながら、古物商の許可も取得し、店の看板まで作った男ではありましたが、結局内角の球を避けるかのごとく、腰が引ける有様でした。

やっぱり会社をやめてやるかと言う踏ん切りはなかなかつかないもので、「定年したらやろ!」ともはや捨て台詞にも近い言葉を何回かは発した記憶もございます。

本書は古本屋を営まれている女性をターゲットにした内容ではありますが、私にとっての古本屋のヒーローは出久根達郎氏であり、氏の本屋にまつわるエピソードやエッセイも面白い。もはや古本屋の店主でありながら、文才もある御仁なのです。

そして、その御仁のエッセイの中である言葉が私の古本屋開業を躊躇わせるのです。

それは、古本屋の持病はギックリ腰であると言うこと。ゴルフできへんよーになるやーん。

なので、古本屋を経営している方の活躍を知ることが擬似経営という形で私の楽しみとなるのです。

 

この本の評価
お気に入り度
(4.0)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です