仕事は嫌なことではなく、人を喜ばせることである。 / 夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神 水野敬也

仕事は嫌なことではなく、人を喜ばせることである。

夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神 水野敬也

『夢をかなえるゾウ』の続編ですが、内容といい設定といいよく練られていると思いますし、おふざけの中に大切なことが含まれている感じが私は非常に好きです。キャラ設定などもベタな感じが難しさのハードルを下げ、非常に読みやすくなっています。

貧乏神である幸子さんを幸せにすることと逆のことをすれば、お金が貯まる考え方が身につけられるというわけですが、お金を得ることの価値観にも言及しています。

たまたま最近『東のエデン』という映画を見たのですが、新聞配達をしている主人公に「なぜこの時代に新聞配達などという仕事をしているのか?」と尋ねられ、「お金をもらう練習をしている」という。そして、お金を使う喜びよりも、お金をもらう喜びが大事であるというセリフがありました。

幸い私自身仕事が嫌なものであるという訳ではありませんが、職場の環境やお客によっては嫌なものになりうるわけです。そう言う意味ではこの物語は、仕事に対する姿勢も充分学べる、ビジネスエンタテイメントではないでしょうか。

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