甲子園が割れた日―松井秀喜5連続敬遠の真実 中村計
昨今携帯(スマホ)のゲームは巷に溢れております。そして、先日ニュースで携帯依存症の中高生はかなり高い比率をしめておりました。この場合はゲームだけでなく、ブログやFBも該当しているのでしょうが、電車のなかでいい年したおっさんどもも朝からゲームに興じる姿を見るのも、少なくありません。
そういう私も中高生ならぬ中高年ではありますが、ゲームを始めるとハマってしまい、暇さえあればスマホいじる時期がありました。
しかしズルズルいかないのが、中高生と中高年の差でありまして、これはマズイと思えばアプリごと消去いたします。
そして、決まって思うのが無駄な時間費やしてしまったなと…。
その時間にもっともっと別の有意義な時間が過ごせたのではないのかと…。
本書で登場する高校球児も様々な事を犠牲にし、野球に打ち込む事で甲子園を目指していたわけです。
そんな若者の舞台で松井秀喜5打席連続敬遠は色々な波紋を呼びました。
監督の采配や選手の気持ちなど様々な事が交錯する中で、私は思うのです。
大人のエゴがそこにあるならば、監督をも高校生がすればいいのだと。ようやくマネージャーが女性でも甲子園のベンチに入れることになったのも、それほど前の話ではありません。
高校生監督が、必死にスマホをいじりながら戦略を立てる・・・。しかし、それは有意義なスマホ依存症として取り上げられるでしょう。
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