この正義は本当の正義か? / 正義死すべし 悪漢刑事(10) 安達瑶

 

正義死すべし 悪漢刑事(10) 安達瑶

先日、警官に扮した人が捕まった事件が報じられた。その人は以前暴力団に因縁をつけられ暴行をされたらしい。

そこで仕返しをしてやろうと思い、とあるトラブルのあったコンビニに警察官に扮し訪れて、ニセモノの名刺を渡し何かあれば連絡をくれと言ったと言う。(朝のワイドショーのとある番組で、犯罪ですねと一刀両断されてました)

別件で逮捕されたようなので、この復讐は果たせたのかは不明であるが、この短絡的な発想と警察と言う国家権力をかさにきて復讐を果たそうと言う考えには閉口してしまった。

かたや小説やドラマでは警察が正義の象徴であるかのごとく思わせ実はその内部は腐っているという設定は少なくない。

そして、事件を解決すると同時に内部事情も解決してしまう。スッキリ感はかなりありますが、この小説がシリーズものと言うことから考えると、かなり腐った内部組織なのだろう。初めっから読んでみてその辺は確認してみます。

果たして、著者は警察組織に何か恨みがあるのかしら?

この本の評価
お気に入り度
(2.0)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です