片想い重すぎます。徹底します!
容疑者Xの献身 東野圭吾
エレベーターという乗り物は乗り込んだその時から、暗黙のルールが瞬時に決められ操作係が決められる。客と化したその他の人々も立ち位置が決められ、行きつく先の近い未来への希望を胸に目的階に近づくランプをただ呆然と見上げるのだ・・・・。ってそんな大袈裟な!
そしてこの小説はエレベーターのことなど何の関係もないですが、引っ張りますと今朝エレベーターで操作していた女性を私は見逃しませんでした。
とある階で降りる人がいるとして、その女性はその人が降りるか降りないかぐらいで『閉』ボタンを押す。しかもドアが最後まで閉まるまで長押しする。確かにその建物のエレベーターは放っておくと自動的に閉まるまでの時間が長い。確かに長い。
しかし、もし自分がまだエレベーターから降りていない状態で『閉』ボタンを押されていると想像すると釈然としない。
しかも、ドアの閉まる速度が変わるわけではないにも関わらず、閉まるまで押し続けているという徹底ぶりも腹が立つ。
そのやるせなさをその女性にぶつけることもできない。これまたモヤモヤして釈然としない。
というレベルでのわかるけどモヤモヤする事件の結末です。
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