四畳半の茶室より、蒼空を好むのが若い人の当り前です。宮本武蔵(四)

宮本武蔵(四) 吉川英治

先日美容院に行った際、今年入社したという女性とお話した。

何故美容師になったかと尋ねると、その女性は子供のころ、自分自身が髪を切ってもらった時に美容師がかっこよく見えた。そして、髪を切ることでお客さんを幸せにしたかったからだという。

初心忘るべからずとは言いますが、この気持ちのまま仕事を続けると この人はとんでもなく素晴らしい美容師になるのだと感じた。しかし、そのモチベーションを保つことは極めて困難であり、経験を積むことが逆にネガティブに働くこともまた事実である。

私自身もちょうど一年前に転職をし、新たな気持ちで臨んだことを思い出した。その気持ちが一年経った今もあるかといえば100%とは言い難い。

それほど初心を忘れないことは難しいものであるが、この女性はそれを待ち続けてほしいと願うばかりである。

そこにきて、本書主人公である宮本武蔵は高いモチベーションを保ち続けているし、だからたどり着ける境地がきっとあるに違いない。それをよくわからせてくれる4巻でありました。

そして私はこの文書打つ前と後だけでもテンション違ってますよ・・・。

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