突き進んでたどり着いた悟りの境地
進化する強さ クルム伊達公子
スポーツ選手の書いた本は何冊か読ませていただきましたが、傾向としては引退をしたあとに書かれたような内容でした。
確かに一度引退されてその後復活された選手なので、ごもっとも・・・と自分で納得してしまいました。
若い時のがむしゃら感と引退を経て一度客観しした自分自身とを比較し、何が必要でどのような考えかたがよいか、どうすればリラックスできるが、自分自身をコントロールする術を身に付けることにより年齢をカバーしているのです。
一種究極に自身を客観視できる能力は非常に羨ましいと感じます。
しかもそれを正確に近い状況で把握していることはもうひとつすごいわけであります。年齢的なことだけではなく、落ち着いて状況判断ができるのも若い頃の努力の結果なのでしょう。
しかし、その中でも負けず嫌いの闘争心はそのままなのです。
目標を設定して、努力して、達成感を得たい。それこそが生きている証。
きっとこのような考え方は何にでも通ずるのかもしれません。
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