人間には限界がある!しかしプロセスを楽しめるようになることで、超えれるものがたくさんある。
走りながら考える 為末大
まず率直に感じたことは、作者自身卑屈な自分を感じていてそこから、素直になりたいという気持ちを感じました。18歳からセルフコーチをし自分を客観視する能力に長けていると自身もおしゃっておりましたが、葛藤がものすごあったに違いないという印象が残りました。
今は人生(やりたいことや仕事について)の途中であるにもかかわらず、ひとつの結果一喜一憂していました。そのことについて著者はあくまでプロセスの途中であるという考えならばまだまだ可能性は広がると書いています。しかし、結果を欲して臨んだ上でのプロセスでないと決して満足できないとも述べています。
陸上選手のように選手生命の短い間に結果を出すための方法と、仕事など長い期間で出すものとでは異なるかも違いませんが、とにかく結果を出すことだけのこだわりではなく、結果を出すためのプロセスも楽しめということです。
「ダメなものは、ダメ」と諦めるとも述べていますがそれについてが非常に難しい。自分は黒人のように走れないという決定的なことは別にして、自分自身の環境に落とし込んだとき果たして「ダメなものは、ダメ」と割り切れることができるか?私自身そのことについて考えましたが、結論は出ていません。なので当面は最高の時の自分を思いだし、その自分との勝負をしそのプロセスを楽しむことにします。
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