宮本武蔵(六) 吉川英治
年末になりますと来年こそはと考えてしまうものであります。
できなかったことをくよくよと考え、それではと歯を食いしばり、できもしないことを高らかに宣言をしてしまうのが通年。
良いタイミングで6巻を読んだことで胸を撫で下ろし、改めてゆっくりとすべきことを考えることにします。
剣豪宮本武蔵と小生の一年の抱負を横並びにするのもおこがましいお話ではありますが、それが読書の醍醐味ということでご勘弁いただきたい。
あれになろう、これに成ろうと焦心るより、富士のように、黙って、自分を動かないものに作り上げろ。
来年はゆっくりと、自分に与えられた環境で、与えられたものを黙々とこなす一年にしようではないか。宝くじで一攫千金も良いのですが、欲をかかず心が豊かになる一年にしようではないか。
筋肉のように少しづつ変化をしていく自分自身を楽しめるぐらいの余裕を持った生活ができれば、来年とんでもなく成長を遂げているかも・・・・。
と思ってしまうのが煩悩。
2013年12月30日
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