禅ゴルフ―メンタル・ゲームをマスターする法 ジョセフペアレント
尊敬する人生の先輩に『身の廻りで起こる全ては全て自分の責任である』と教えて頂いたことがある。
悪いことが起きても他人のせいにするなという戒めの一方、塞翁が馬という諺が示すように、本当のことの良し悪しはその場ではわからない。なので、全てを一度自分の中で受け止める必要があるという、器量や客観性についても触れている気がする。
ゴルフはメンタルのスポーツであるとよく耳にしますし、その通りだと思う。それではなぜそのメンタルが乱れるのかというと、ミスによって自分自身に腹が立ってしまうが、それは全て自分の責任であるという点で誰にも当たれない事である。
一方その場ではミスでも後々そのミスにより生かされることもあるということだ。
そう考えると技術とメンタルは切り離して考えがちであるが、メンタルが安定していると技術の発達も速いのではないかと思わざるを得ない。
初めの言葉を教えてくれた先輩は仕事もバリバリやる方ですし、まさにそういう面を持っているはずなのだが、ゴルフに行くと途中でよくキレている。
仕事のように周りをうまく使いこなすことはできても同じようにうまくいかない、それが個人競技のゴルフの魅力なのかもしれないし、同じように考えることがその人には出来てないだけかも知れない。
ゴルフをしない方でも生き方の参考になる本書は、怒りの鎮め方や心の切り替え方の参考になりますので、私は仕事の方により役立ててみます。
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