表紙ダサ!でもねぇ内容濃いですわ。 / 火星の運河 江戸川乱歩

 

表紙ダサ!でもねぇ内容濃いですわ。

火星の運河 江戸川乱歩

たまに無性に餃子の王将のチャーハンが食べたくなる時がある。

大抵仕事中一人で行くので、カウンター席を案内されることがほとんどである。しかし先客がいることも多々あり、その場合は間の席という事になる。

結構な高確率で私の座る両隣の人(私と同じように一人で来ている)は大変恰幅のよいおじさまである事が多く、いざ私が席に座る時は狭くなったスペースを体をくねらせねばならない。その際だいたいウザがられる。

そして、メニューを取り敢えず開くと見せかけ、両隣のおじさまがたが何を食されているか確認する。これに関してもかなりの高確率で、私の三食分の量を召し上がっている。

スペースが狭くなった事により嫌な顔をされた事と、その飯の量に圧倒された私は、伏し目がちに小さい声で、定員さんを呼び「チャーハン単品で…」と申し訳なく注文するのである。

こんな私は、江戸川乱歩のいう群集の中のロビンソンクルーソーである事は間違いない。

ということを考えさせられる江戸川乱歩作品は、仕事の合間で読む本ではありません。芸術性が高すぎて頭を非常に使いますので、休みの日の頭がクリアな時に読むに限ります。

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