宮本武蔵(二) 吉川英治
『もっと弱くなれ』名言だなぁ。この小説の中で武蔵が目指す悟りの一答えがこれかもしれないと思った。
それで、その悟りの境地を自分に置き換えてみると『もっと仕事サボれ』か?なんか違うな。そもそも真面目に働いているのかという問題も生じてくるので却下。
ではゴルフに置き換えてみると『もっとヘタクソになれ』おっ!なんかしっくりきたぞとは思いますが、達人でもない小生なぞが呟いたところで、鼻をほじりながら馬鹿じゃないの?と小学生あたりに言われそうです。
つまりはその道に精通していることが大前提となり、その道ではほぼ極めつつある。そして、そこから先どのようなスパイスが必要かというと、このような一種逆の理論も必要となるということでしょうか。
そういう人間面の比較対象として佐々木小次郎が描かれる可能性はある?なんかわがままそうなキャラクターで登場しましたが。
にしてもお通さんは頑張って武蔵を追いかけているのは物語上仕方ありませんが、出会うかどうかの感じがまどろっこしい…。でも頑張らんと美しい女性色が薄くなるからな。
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